木材は天然素材であり、全てが同じ強度を持っている訳ではありません。 木材を柱や梁などの構造材に使用するには、強度を確認することが重要です。
木造住宅でも強度の明らかな木材を使用することで、構造計算を行うことが可能になります。
木材の強度の確認は、機械で測定する方法と、目視で判断する方法がありますが、機械による測定は強度を正確に測定でき、明確に表示できます。
機械で一本ずつヤング係数を測定して表示した地域認証材は、安心をお届けする製材品です。
木材の強度の確認は、機械で測定する方法と、目視で判断する方法がありますが、機械による測定は強度を正確に測定でき、明確に表示できます。
機械で一本ずつヤング係数を測定して表示した地域認証材は、安心をお届けする製材品です。
物体に加えた力(荷重)とたわみ(変位)の関係を示すものがヤング係数で、[E○○]と表示します。
右図はヤング係数がE50、E70、E90の材料に荷重(Pkg)を加えた時のたわみの大きさ(△y)を示しています。
このようにヤング係数が大きいものほど同じ荷重を加えた時のたわみが小さく、強度が優れていると言えます。
一般的に木材のヤング係数は、密度に比例して高くなります。
奈良県産の木材は年輪幅が狭く密度が高いので、ヤング係数が高くなり強度が優れています。
このような強い材を使うことで、柱の間隔が広い開放的な設計も可能となります。
ヤング係数の異なる木材で強さがどれだけ違うのか実験しました!
(大きい画面で見る場合は、再生後映像をダブルクリックするか、右クリックで拡大してください。)
戸建住宅であっても、木造で階数3以上、木造以外で階数2以上などの要件を満たす建築物については、建築確認の際に、構造計算によって確かめられる安全性を有することを審査することになっています。 (国土交通省ホームページ「マンションの耐震性などについてのQ&Aについて」より抜粋)
これまで、住宅の性能や特徴はハウスメーカーや販売会社などによって定義が異なっていることが多く、客観的な評価が困難でした。しかし、性能表示制度によって住宅の性能が統一した基準で評価できるようになりました。 国土交通省の方針として住生活基本法の住生活基本計画では平成22年には新築の住宅性能表示の実施率を50%に引き上げることを目標としています。
参考サイト>>住宅情報提供協議会「住まいの情報発信局」